第4回日本医学会分科会利益相反会議
医系大学・研究機関・病院における利益相反（COI）マネージメントガイドラインについて
苛原 稔（全国医学部長病院長会議利益相反検討ワーキンググループ座長／徳島大学医学部長）
2006年に「臨床研究の倫理と利益相反に関する検討班臨床研究の利益相反ポリシー策定に関するガイドライン」（旧GL）が公表され、ほぼ100％の医系大学でCOI（利益相反）指針が策定されている。しかし、実際の運用状況には施設差があり、公表後も問題が発生している。
そこで全国医学部長病院長会議では、産学連携の医学研究を推進する立場から、研究費・寄付金の受け入れを透明化して適切な情報公開を行い、研究者や施設・機関が社会的責任を果たすために、医系大学・研究機関・病院が参考とすべき「COIマネージメントガイドライン」（新GL）を作製した。
新GLは全ての国公私立大学を対象として、アカデミアの立場からCOIマネージメントの重要性と具体的運用法を明確に示したものであり、内容は日本医学会および日本学術会議のGLとすり合わせを行うとともに製薬協の透明性GLにも対応している。
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