日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

第4回日本医学会分科会利益相反会議

閉会の挨拶

門田 守人(日本医学会副会長)

 日本医学会副会長の門田です。2010年に日本医学会利益相反委員会を立ち上げてから僅かの期間に、85もの分科会が利益相反ガイドラインを策定しており、日々前進していることを感じます。
 資料12の「わが国の不正な臨床研究報告に関する日本医学会の見解」は髙久会長、並びに3名の副会長の名前も連ねた、日本医学会として、不正な研究報告に対して11月6日に出した見解です。各分科会はこのようにあってほしい、今の事態は非常に重大だと認識した内容になっています。
 また、学術研究の発表はどうあるべきかの問題に帰着しなければならないと思っています。論文の内容の精査の重要さを、authorに十分認識していただくことが重要であるということで、髙久会長の名前で、既に8月29日付で「バルサルタン論文不正問題に関する日本医学会の見解」も公表しています。
 日本医学会として、やはり形式的な外側よりも中身、質を高めていくことが非常に重要な課題であり、さまざまな決め事をしているけれども、質を高めるためにやっているのであって、決め事のための決め事ではないと理解すべきではないかと思っています。
 各分科会も、この点を真摯に受け止めていただき、前向きに正しく臨床研究を行っていくための決まりであるという理解を共有しながら、頑張って良いガイドラインを策定いただきたいと思います。本日は遅くまでありがとうございました。