日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

第5回日本医学会分科会利益相反会議:シンポジウム

閉会の挨拶

久道  茂(日本医学会副会長)

 本日は第5回日本医学会分科会利益相反会議にご出席いただきまして、まことにありがとうございます。
 この問題は長年議論されてまいりましたが、その現状や、具体的に考え、どうしていくかについて、複雑な問題がまだまだあります。本日の質疑応答でも、問題点がかなり浮き上がりました。そういう意味で、各分科会の担当委員会の代表者の方、あるいは代理の方、こうした方々が混ざり合っての議論が非常に重要だと感じました。
 前川先生の報告の中に、分科会から日本医学会に対する要望として、研究倫理に関する企画をしてほしいとのアンケート結果がございました。それを受けて、日本医学会利益相反委員会、日本医学雑誌編集者組織委員会、それからもう1つ、日本医学会連合研究倫理検討委員会、この3委員会がそれぞれ深く関わっており、一緒に考えていく必要があるということで、来年の5月あたりに合同研修会を開催する企画がございますので、その機会にはぜひ関係の方々のご出席をお願いしたいと思います。
 この問題は、日本国内だけではなくて、国際的にも日本の医学研究の信頼性をどうするか。あるいは、研究者の保護も含めてですが、最終的には先ほどの平井先生のお話にもありましたように、国民目線、あるいは患者さんの考え方が原点であることに立ち返りながら、COIの問題、研究倫理の問題、研究者倫理といった重要な問題を、分科会の皆様と一緒に議論を続けていきたいと思いますし、ご出席者の先生型は各分科会に戻られまして、会員の方々にもこの雰囲気をぜひお知らせいただき、一緒に考えていただきたいと思います。
 最後に、本日の座長の曽根先生と土岐先生、それから演者の方々に御礼を申し上げたいと思います。
 本日はどうもありがとうございました。