日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第1回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)ならびにシンポジウム:シンポジウム

雑誌の質の向上に向けて:日本衛生学会英文誌での経験から

湯浅保仁(東京医科歯科大学医歯学総合研究科教授)

 日本衛生学会の機関誌には、英文のEnvironmental Health and Preventive Medicine (EHPM)と和文の日本衛生学雑誌がある。私が学会の編集委員長になったとき(2006年)、EHPMを国際誌に育てる使命が課された。というのは、当時EHPMはMedlineに非掲載であり、Impact Factor (Thomson Reuters)もついていなかったからである。また、電子投稿・査読システムも未導入であった。これらを解決するための有効な手段として、費用は増えるが、出版社を国内から世界規模の出版社であるSpringer Japanに2008年1月から変更した。4月からは電子投稿・査読システムを導入した。Medlineには過去に申請したことがあるが、採用されなかった。しかし、2008年3月にSpringer Japanから「PubMed Centralに全文をdepositすることによりPubMed上での検索が可能になる」との情報を得て、手続きを行った。さらに投稿論文を増やし、かつ引用を増やすため、春の総会での特別講演やシンポジウムの演者に総説の執筆を依頼している。

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