日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第5回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第5回シンポジウム:シンポジウム

II.医学雑誌の全文公開
2.論文の電子化(PubMed Centralに準じたXMLファイルの作成)、
掲載論文へのDOIの付与、ジャパンリンクセンターの開始

宮川謹至(独立行政法人科学技術振興機構調査役)

 科学技術振興機構(JST)が運営する「J-STAGE」は本年5月にリニューアルした電子ジャーナルプラットフォームである。現在、約1,700の学会誌の240万記事を収録している。新機能として全文XML化、剽窃検知システム、投稿審査システム等を備え、Journal@rchiveと統合したことにより操作性の向上を図った。XMLでは世界標準フォーマットであるJATSを採用し、データの汎用性と再利用性を高めている。PubMed Central等とのデータ交換の検討や日本のXML技術の普及と推進を目的として、学術情報XML推進協議会を設立した。
 「ジャパンリンクセンター(JaLC)」は、JST・NII・NDL・NIMSの5機関が共同運営する、日本で初めて世界では9番目のDOI登録管理システムである。2012年3月に国際DOI財団(IDF)に認定された。2013年当初より、J-STAGE登載論文に限らず、主に日本語の学術論文を対象としてDOIの付与を開始する。DOIにより、電子化された情報が相互にリンクされ、流通性・活用度の飛躍的な向上が期待される。

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