日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第5回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第5回シンポジウム:シンポジウム

III.日本発の臨床論文の動向 話題提供

北村 聖(東京大学医学教育国際協力研究センター教授)

 話題提供として日本発の医学論文について紹介する。
 医薬産業政策研究所が発行している政策研ニュース第35号(2012年3月)において、「主要基礎・臨床医学論文掲載数の国際比較(医薬産業政策研究所 統括研究員 辰巳邦彦)」という論文が掲載された。インパクトファクターの高い基礎研究雑誌(Nature Medicine, Cell, J Exp Med)と臨床研究雑誌(New Engl J Med, Lancet, JAMA)の2008年から2011年の4年間に掲載された国別原著論文数を集計したものである。
 2003年から2007年までの5年間の結果と比較すると、基礎論文数の上位順位に、大きな変動は認められなく、日本は米国、ドイツ、英国に次いで第4位であった。一方、臨床論文数は、上位国に大きな変化は無かったが、日本は、前回の18位から25位と大きく順位を下げた。臨床研究のさらなる振興が必要と考えられる。

配布資料
新しいウィンドウが開きます政策研ニュース No.35 2012年3月 P.48(814KB)
新しいウィンドウが開きますArchive for the ‘Yoshitaka Fujii’ Category(445KB)