日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第2回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)ならびに日本医学会分科会利益相反会議 合同シンポジウム:総会

医学用語管理委員会より

脊山洋右(日本医学会医学用語管理委員会委員長)

 私は日本医学会医学用語管理委員会委員長であると共に、医学中央雑誌刊行会の理事長と学術著作権協会の代表理事も兼ねており、この3つの組織に共通することとして医学用語があります。
 この1年で一番大きな課題は適切なる医学用語への改変で、殊にdominantとrecessiveの訳語として優性、劣勢という用語が使われてきましたが、昨年9月に日本遺伝学会が出している用語集の中で優性は顕性、劣性は潜性と置き換えて出版したところ、朝日新聞と毎日新聞が記事にして大変大きな反響がありました。
 日本医学会医学会用語管理委員会としては平成30年12月11日に、「適切な遺伝学用語のあり方」という日本医学会公開シンポジウムを開くことにいたしました。
 次にコピーライトですが、平成30年の4月に著作権法が改正になり、論文の中の表や図にもコピーライトがあると決められました。執筆者ひとりひとりが認識するのは大切なことですが、一番全体を見渡せる立場にあるのが編集者の方々ですので、是非このことも頭に置いて編集作業にあたっていただきたいと思います。

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