日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第2回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)ならびに日本医学会分科会利益相反会議 合同シンポジウム:シンポジウム

『日本医学会 医学雑誌編集ガイドライン』の改訂

津谷喜一郎(東京有明医療大学保健医療学部特任教授)

 前報告者の北川正路氏に引続き、アンケート第2部:医学雑誌編集の現状の3つの要素である、雑誌全般、編集一般、投稿規程-のうち、投稿規程に関する回答状況を紹介し、世界の動向などを含めて解析した結果と改訂版ガイドラインの主な方向性を示した。だだし2018.10.5時点での回答済み分科会の割合はまだ59.7%(77/129)で100誌である。
 方向性としては現時点で以下が考えられる。1) ガイドラインの目的に投稿規定の質向上への貢献を含める。2) 投稿規程において、オーサーシップの記述をICMJEのそれと整合性をもたせる。3) 連絡著者(corresponding author)の役割の認知を広める。4) ICMJE Recommendationとの関係でこれに「従う」(follow)としながらICMJE websiteに登録されていないものの存在を減少させる。5) 「ヘルシンキ宣言」など倫理関係のルールは最新の発行年などとする。6) 臨床試験登録の記載と同時に臨床試験のデータ共有についての記載への関心を高める。7) CONSORT英明と共にEQUATOR Networkの認知を高める-など。

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