第2回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)ならびに日本医学会分科会利益相反会議 合同シンポジウム:シンポジウム
日本医学会129分科会における医学研究に係る利益相反(COI)対応の現状:
アンケート調査結果報告
土岐祐一郎(大阪大学大学院消化器外科学教授)
平成30年10月に実施した「分科会における医学研究に係る利益相反(COI)対応の現状」のアンケートの中間報告を行った。
第1部 分科会及び学術集会におけるCOIマネージメント
従前どおり「学会役員等のCOI」「学会発表におけるCOI」を調査した。また、今回新たに「学術集会および学会としての組織COI」についての項目を追加した。また、近年の課題になっている「臨床研究の活性化(特に産学連携の在り方)と臨床研究法対応」について意識調査した。最後に「日本医学会の役割」として今後の活動の参考とした。
第3部 学術雑誌におけるCOIマネージメント
「研究論文におけるCOI」については、ICMJEとの整合性を目指してCOIの対象範囲や論文での記載方法などについて調べた。また、今回新たに「論文査読におけるアカデミックCOI」についても調査した。
11月の時点での回答率は第1部67%、第3部71%であり、今後の集積をまって最終レポートを作成する予定である。
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