研究倫理教育研修会

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議事要旨

第4回研究倫理教育研修会

研究発表に当たっての倫理ガイドラインの共通化に向けて

仁尾正記(東北大学大学院医学系研究科小児外科学教授/日本医学会連合研究倫理委員会委員)

 「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」ほか、多くの研究指針・法令等が定められている昨今、多くの研究者がこれらをすべて熟知し準拠し続けることはけっして容易ではない。このような状況の中、複数学会に入会することが一般となっている分科会会員の便宜をはかるため、「研究発表に当たっての倫理ガイドラインの共通化」の意義は大きい。
 今回策定された「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的続きに関する指針」は、「研究者が信頼性ある研究発表と患者の福利を最優先とすることに心がけ、法令等を逸脱することなく幅広い研究活動を行うための規範であり、同時に会員を違反行為/処罰等から守るためのもの」である。日本外科学会では、平成30年の第119回定期学術集会の応募演題から本指針を試行し、翌年の第120回定期学術集会の演題応募時から本格運用を開始する見込みである。本指針をたたき台として日本医学会連合としての共通の指針作成を提案する。

スライド資料(PDF/1.39MB)