日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

第2回日本医学会分科会利益相反会議

製薬企業におけるCOIマネージメントへの取り組み

花輪正明(日本製薬工業協会医薬品評価委員会副委員長)

 日本製薬工業協会(以下、製薬協)は、製薬企業から医療関係者・医療機関への対価の移動について、2012年度分を2013年度から公開することとし「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を2011年3月に発表した。その背景として海外において、医療関係者に対する対価の移動についての透明性、情報開示が進んできたことに加え、わが国においても文部科学省、厚生労働省、日本医学会等のCOIマネージメントへの取り組みに併せる形で、製薬協は透明性ガイドラインを策定した。
 製薬協会員各社は、製薬協の透明性ガイドラインをもとに自社の「透明性に関する指針」を策定し、公開対象を研究開発費用等6項目に分け、2013年度から前年度分の医療関係者・医療機関への対価の移動について、各社のウェブサイト等を通じて公開し、会員各社の活動の透明性を高め、社会からさらに高い信頼性を得つつ医薬品開発に必須な産学連携を円滑に発展させることとした。

スライド資料(PDF/862KB)