日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

第8回日本医学会分科会利益相反会議:シンポジウム

診療ガイドラインとCOI管理について

奥村 晃子(日本医療機能評価機構EBM医療情報部部長)

 本講演では、診療ガイドライン作成における利益相反(Conflict of Interest: COI)管理の基本的な考え方と実務上の対応について概説した。診療ガイドラインは、システマティックレビューによりエビデンスを評価し、益と害のバランスを踏まえて推奨を提示する文書であり、医療者と患者の意思決定を支援する重要な医療情報基盤である。その信頼性を担保するためには、作成過程の透明性の確保と適切なCOI管理が不可欠である。
 本講演では、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020」に基づき、ガイドライン作成体制の構築、構成員の選定、COI申告内容に基づく役割範囲の設定、推奨作成時の対応、情報開示といったCOI管理の主要項目を整理した。さらに、日本医学会による「診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス2023」で扱われた組織COIに関するQ&Aについて紹介し、診療ガイドラインの信頼性確保に向けたCOI管理の実務的課題について考察した。

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