日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

第8回日本医学会分科会利益相反会議:シンポジウム

海外の患者団体の COI 管理に関する文献レビューについて

中山 健夫(日本医学雑誌編集者組織委員会委員長)

 本講演では、海外における患者団体と企業との関係に関する利益相反(COI)管理の現状について関連文献を紹介した。患者団体は製薬企業等から資金提供を受けることが少なくなく、その頻度は20~83%と広く存在する一方、資金提供の開示は十分とは言えず、ウェブサイトでの公開は約27%にとどまることが示されている。また、企業資金を受けた団体がスポンサー企業に有利な政策的立場をとる傾向も報告されている。
 欧米および日本の製薬業界団体は透明性確保のための規程を整備しているが、開示範囲や更新頻度には差があり、国際的な調和が課題である。さらにCIOMS報告書を踏まえ、医薬品開発や規制の過程における患者参画の重要性と、その際のCOI開示・管理の必要性を紹介した。日本国内でもAMEDの「患者・市民参画(PPI)ガイドブック」において、患者・患者団体を含む参画者の利益相反の申告と管理の重要性が指摘されており、透明性の高い仕組みづくりが求められている。

スライド資料(PDF/970KB)