日本医学会分科会利益相反会議

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議事要旨

日本医学会COIマネージメント研修セミナー

医学研究COIマネージメントガイドラインについて
1)全国医学部長病院長会議ガイドライン

苛原  稔(全国医学部長病院長会議利益相反検討ワーキンググループ座長/徳島大学医学部長)

 全国医学部長病院長会議では、最近のCOI違反や研究不正例の発生に鑑み、1)施設・機関における臨床研究の体制を充実し研究の質と信頼性を確保すること、2)研究費・寄附金の受け入れを透明化して産学連携の医学研究を推進すること、3)適切な情報公開により研究者を保護すること、4)施設・機関の社会的説明責任を果たすこと、を目的として、2006年版をベースにより具体的なマネージメントガイドラインを策定した。
 具体的には、対象を基礎研究も含めた医学研究全体に拡大し、COIの開示期間や開示項目の見直し、追加を行った。さらに、医学研究倫理とCOIに関する教育プログラム・研究者への研修活動の強化を明確にした。
 本ガイドラインは、国公私立大学およびその関連研究施設の全てを対象とし、製薬協の透明性ガイドラインに対応し、かつ日本医学会のガイドラインとの整合性を図っており、産学連携研究推進の環境整備に繋がるものである。

スライド資料(PDF/776KB)