日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第4回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)・第4回シンポジウム:総会

医学用語管理委員会より
~医学用語の標準化への歩み~

脊山洋右(日本医学会医学用語管理委員会委員長)

 医学用語管理委員会では各分科会で用いられている用語の統一を図ることを課題としてまいりました。既に8分科会から「日本医学会医学用語辞典 英和」第3版との整合性をチェックする作業の申し出をいただきました。
 また、平成23年7月には第28回日本医学会総会に参加登録された方々の手元に、コングレスキットに入れて一番新しい日本医学会医学用語辞典のCD-ROM版が配布されております。
 このように用語統一の環境が整いましたので、分科会において用語辞典の改訂をなされる折には、編集に使うデータベースの構造についても日本医学会医学用語辞典のフォーマットをご利用いただいて互換性を高めることをお願いいたします。
 また、各分科会が発行している雑誌の編集委員会におかれましては、投稿規定の「分科会の用語辞典等に従う」という条文に、「日本医学会医学用語辞典にも準ずること」という記載を加えていただけると標準化への歩みが加速するものと期待されます。医学用語の標準化は文献検索においても重要ですので、雑誌編集者のご協力をお願いいたします。
 なお、私は医学中央雑誌刊行会の理事長としてNLMのMeSHと対応した医中誌のシソーラスを開発し、医中誌Webを展開することによって情報検索の場を提供しておりますが、その他、学術著作権協会、日本複写権センターにも関わっております。これらは各分科会が発行している刊行物のコピーライトを守り、コピーすることにより発生する料金を徴収する組織ですが、複写権とその利用料金は著者にとっては重要な問題ですので、この点も編集にあたられる方々の頭の隅に置いていただきたいと思います。

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