日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

トップページへ戻る

議事要旨

第8回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第8回シンポジウム:総会

医学用語管理委員会より

脊山洋右(日本医学会医学用語管理委員会委員長)

 日本医学会では2016年6月17日に「医学用語を考える―医療者・市民双方の視点から」というシンポジウムを開催しました。I.医師・医学者の視点から、II.患者・マスコミ・言語学者の視点から、III.わかりやすくする試み、という3つのテーマに沿って講演と質疑が行われました。
 医学用語は古くは漢方医学、江戸時代中期には蘭学、明治時代からはドイツ医学が導入され、太平洋戦争以後は英米医学と、外来語の翻訳が医学用語の基になりました。
 1990年頃からインフォームド・コンセントが普及するとともに、それまでの医療者の権威主義的な用語ではなく、患者にも解る言葉で語る必要性が考えられるようになりました。
 このようにして一般の人でも解る用語が決まった場合、それを如何にして普及させていくかということになりますと、医学雑誌や教科書で使ってもらうのが最善の方法だと思います。
 医学雑誌編集者の方々は、この趣旨に沿って編集作業や投稿規定等で配慮していただくようお願いいたします。

新しいウィンドウが開きますスライド資料(702KB)