日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第10回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第10回シンポジウム:シンポジウム

プレプリントに対する医学雑誌編集者・出版社の対応

北川正路(日本医学雑誌編集者組織委員会委員/東京慈恵会医科大学学術情報センター課長)

 生命科学・医学分野のプレプリントサーバーであるbioRxiv、medRxivの開始にともない、医学分野におけるプレプリントの利用が普及しつつある。とくに最近では、新型コロナウイルス感染症に関するプレプリントの増加が、医学分野におけるプレプリントの利用に拍車をかけている。
 プレプリントの利用に際しては、プレプリントの内容は査読を経ていないことに注意する必要がある。プレプリントへの対応は雑誌により一定しておらず、プレプリントで公開された原稿の投稿の受付に関しても雑誌により判断が異なる。各雑誌には、対応について明確な方針を示すことが求められている。
 本報告では、雑誌編集者、出版社がプレプリントに関する方針を定める際の参考として、国際的な医学雑誌編集者団体のガイドラインにおけるプレプリントに関する記述を紹介する。

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