日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

トップページへ戻る

議事要旨

第11回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第11回シンポジウム:総会

日本医学会利益相反委員会報告:診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス2017一部改訂の内容とその必要性について

曽根三郎(日本医学会利益相反委員会委員長)

 2022年度事業活動として、日本医学会診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンスの一部改訂を検討している。産学連携活動が企業と大学・研究機関だけでなく専門学会との間でも推進される現状を踏まえ、診療ガイドライン(CPG)策定を担う専門学会自体が持つInstitutional COI(組織COI)がCPG内容のバイアスリスクに関わる可能性があり、さらに重要な点は、策定参加者のCOI深刻度は策定関係者が判断するものでなく、利用する第三者の判断が基本であることから、判断材料となる利害関係を詳細に透明化することが信頼性確保に必須となる。
 そのために、①深刻なCOI状況と想定されるCPG策定参加者が推奨決定会議で投票棄権した場合、当該者名を所定の様式(記載例)で開示する。②CPG策定参加者が所属する専門学会自体の組織COI状況を所定の様式にてCPG内に開示する事を改定案とし、CPGの公正性と中立性を確保するためにそれらの利用を推奨していく。

新しいウィンドウが開きますスライド資料(2.47MB)