第13回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第13回シンポジウム:総会
日本医学会利益相反委員会報告
土岐祐一郎(日本医学会利益相反委員会委員長)
日本医学会利益相反委員会は長年、曽根三郎先生が委員長を務められたが、その後、南学正臣先生、そして南学先生の後任としてこの度私が就任した。この一年間で大きな変動はないが、医学系雑誌のCOI管理に関する軽微な改訂を計画している。
現在、日本医学会のガイドラインでは、論文の投稿時に責任著者が共著者も含めて全員のCOI申告書を集めて論文原稿と一緒に提出することになっているが、これが責任著者の負担になっているという指摘がある。実際にICMJEではCOI申告書は論文掲載までに提出すれば、それまでは論文内の記載をもって査読を進めて良いことになっている。一方で、学術論文全体でみると論文内の記載があればCOI申告書は必要しないという動きもある。日本医学会では今後もCOI申告書は必要であるとしながらも、その収集のタイミングや方法については柔軟性を持たせるという改訂を計画している。
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