第13回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第13回シンポジウム:総会
日本医学会医学用語管理委員会報告
大江和彦(日本医学会医学用語管理委員会委員長)
医学用語管理委員会のこの1年の活動紹介として2024年7月に開催された用語管理委員会の話題から報告する。
国際疾病分類ICD11告示に向けて日本語訳語の確定が厚生労働省の専門部会で行われた。この過程では分科会のほうに厚生労働省から翻訳と確認依頼があり、用語管理委員会からも協力依頼を行い、その作業結果がまとめられたものである。さらに、用語管理委員会の3つのワーキンググループ(遺伝学用語改訂に関するWG、用語表記基本指針策定WG、不適切語を含む医学用語の検討WG)で継続して検討が行われた。最近の動きとしては、患者や一般の方々から医学用語に対する意見が寄せられることが出てきており、医学関係者だけでなく意見を聴取する必要性が出てきていることが昨年度に引き続き顕著となっている。その他、分科会から寄せられた用語修正・追加要望や報告に対してWeb医学用語辞典のメインテナンスを継続している。
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