第13回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第13回シンポジウム:シンポジウム
日本におけるオープンアクセスの現状とJ-STAGEの取り組み
長 未紗(国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)情報基盤事業部研究成果情報グループ主査)
オープンアクセス(OA)とは、公衆に開かれたインターネット上において、論文等の研究成果が無料で利用可能であり、様々な二次的利用についても誰もが許可されることを指す。論文のOAの種類は機関リポジトリなどの上で主に著者最終稿を無料公開するグリーンOAと、オープンアクセス誌から無料公開するゴールドOAに大きく分けられる。内閣府の方針により、2025年度から即時オープンアクセスが一部の公的研究費による研究成果の公開において義務付けられることもあり、オープンアクセスについては学協会も検討すべき課題となっている。
JSTが運営する電子ジャーナルプラットフォーム「J-STAGE」では、事業目的にオープンアクセスの推進を掲げており、オープンアクセス誌への転換や即時オープンアクセス方針への対応に関して、セミナーやウェブ等での情報提供や、コンサルティングも提供している。J-STAGEは今後もオープンアクセス推進に関する取り組みを続けていくので、ぜひご活用いただきたい。
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