日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第14回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第14回シンポジウム:シンポジウム

学術分野の著作権に関する国内外のトレンドについて

石島寿道(一般社団法人学術著作権協会事務局長)

 本講演では、学術分野における著作権とオープンアクセス(OA)の国内外の動向を整理することを目的とした。世界的には論文のOA化が進み、2023年時点で約半数に達する一方、近年は増加が鈍化している。OAにはゴールド、グリーンなど複数の形態があり、著作権は主にクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスにより意思表示されるが、Directory of Open Access JournalsやJ-Stageを調査した結果、国内外を問わず非営利(NC)の条件を設けるケースが増えてきている傾向にある。
 日本ではOA比率が低く、特にセルフアーカイブ方針の未整備が課題である。さらに、OA化は出版事業の収益構造を大きく変化させ、著者負担の増加や資金確保が問題となる。今後、学協会においては、キャッシュフローの見直し、ライセンス条件の明確化を進めつつ、アクセス向上と持続可能な運営の両立が求められる。

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