日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第14回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第14回シンポジウム:シンポジウム

研究報告ガイドラインとEQUATOR Networkの紹介

高橋由光(京都大学大学院医学研究科パブリックヘルス実装学講座特定教授)

 研究報告ガイドラインは、研究の透明性・再現性・信頼性を高めるための重要な枠組みであり、医学雑誌編集者にとっても投稿論文の質保証や編集・査読プロセスの質向上に資する実践的ツールである。EQUATOR Network(Enhancing the QUAlity and Transparency Of health Research)は、各種研究報告ガイドラインの整備・普及を推進する国際的ネットワークである。本発表では、CONSORT、STROBE、PRISMA、CHEERSなど代表的な研究報告ガイドラインの概要と活用法を整理し、声明に加え、チェックリスト、解説と詳細説明(E&E)、拡張版、翻訳版など、多層的な関連資料の意義と位置づけについて紹介した。
 さらに、CONSORT 2025の改訂点として、オープンサイエンス、データ共有、患者・市民参画(PPI)、有害事象、欠測データ、介入実施状況などを概説した。また、AI利用に関する近年の動向として、生成AIツールの使用内容とその透明な報告に関するGAMERにも触れた。研究報告ガイドラインを各雑誌の投稿規定や編集・出版実務に反映していく重要性を示すとともに、日本医学雑誌編集者会議が国内におけるその普及と実装を後押ししうる可能性について言及した。

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