日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事要旨

第1回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)ならびにシンポジウム:シンポジウム

医学雑誌のアクセスと質向上のための世界の動き:GHL/WPRIMとAPAME

津谷喜一郎(東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学特任教授)

 WHO は、信頼できる医学情報を必要な人に届けることを目的として2004年にGlobal Health Libraryプロジェクトを開始した。その要素の1つがGlobal Index Medicusであり、WHOの6つの地域(Region)が分担して作成している。WHO 西太平洋地域事務局 (WPRO) では、2005年からWestern Pacific Region Index Medicus (WPRIM) の作成が開始され、これまでの会議で雑誌選択基準などが決まった。日本では2006年11月にWPRIM国内委員会 (WPRIMJ, 新しいウィンドウが開きますhttp://wprimj.umin.jp/) が設立された。まず、日本医学会の分科会発行の雑誌を対象とし、full textがwebで読めること、臨床試験の登録制度、ランダム化比較試験でのCONSORT声明の採用などを基準として雑誌選択の作業を進めている。雑誌選択と共に雑誌の質向上が大事で、国際的協力体制が必要とされ、2008年5月に設立されたのがAsia Pacific Association of Medical Journal Editors (APAME, 新しいウィンドウが開きますhttp://www.apame.info/)でソウルに事務局がある。

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