日本医学雑誌編集者会議 Japanese Association of Medical Journal Editors

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議事録

第5回日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)総会・第5回シンポジウム:シンポジウム

II.医学雑誌の全文公開
3.CrossCheckシステムの導入 事例報告2

磯 博康(日本疫学会JE編集委員長・理事)

 情報のオンライン化に伴い増加している学術論文の重複出版や剽窃・盗用を未然に防ぐため、剽窃検知ツールであるCrossCheckの利用が広まってきている。そこで、CrossCheck導入に際しての検討事項やCrossCheckの結果と対応について、日本疫学会誌Journal of Epidemiology(JE)での事例を報告する。まず、導入にあたって、どの論文にCrossCheckをかけるのか、類似率の閾値をどこに設定するのかを検討する必要がある。次に閾値を越えた論文の一致部分をどう判断するかを決める必要がある。CrossCheckは他出版物とのテキストの一致部分を表示するツールで、その判断はあくまで編集者が行う。
 JEでは、意図的で重大な剽窃が疑われるもの、マイナーな剽窃、Methodsの一致、自己引用に対応できるようにした。また、剽窃と判断された論文への対応として、COPEのフローチャートを参考にした。未然に剽窃を防ぐためには、剽窃に対するジャーナルのポリシーを明らかにし、投稿規程にも不正の定義やその対応を記すことが重要と考える。

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