研究倫理教育研修会

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議事要旨

第8回研究倫理教育研修会

正しい医学論文の提供:査読前論文の公開と査読のあり方

北村 聖(日本医学雑誌編集者組織委員会委員長)

 査読は、医学雑誌の編集において、投稿原稿の内容の妥当性を確認し、掲載の可否を判断するために重要な役割を持つ。最近では、プレプリントの普及のほか、査読過程、査読内容の透明化を図る流れの中で、査読前の論文を公開した後に査読を実施する雑誌も出てくるなど、査読前論文の公開の動きがみられる。
 正しい医学論文を提供するために査読の果たす役割は重要であり、査読マニュアルを作成したり、査読に関する意見交換の機会を設けたりすることにより、公開後査読のあり方も考慮した査読の標準化に向けた活動を進めることが求められる。

スライド資料(PDF/874KB)