研究倫理教育研修会

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議事要旨

第10回研究倫理教育研修会

学術情報流通における著作権管理の役割と昨今のトレンドについて

石島寿道(一般社団法人学術著作権協会事務局長)

 本講演では、学術情報流通における著作権管理の役割と生成AI時代の著作権に係る新たな課題・対応策を整理することを目的とした。学術著作権協会は、学協会の刊行物の著作権を集中管理し、主に民間企業にライセンスを提供している。近年は生成AIによるコンテンツ利用の拡大に伴い、企業内部利用向けにAI利用を含むライセンスサービスを導入するなどして対応している。
 一方で、生成AIの基盤モデルにおける学習過程や生成物の出典の不透明性は大きな課題であるとも認識しており、RAG型データベースや管理されたデータセットの提供体制を構築することにより生成AIの透明性・信頼性を高める必要がある。当協会としては今後、AI向け学術コーパスの整備をすることで、利用者にとっての適法かつ円滑な利用と権利者への対価還元の両立を図っていくことを考えている。

スライド資料(PDF/1.66MB)