「優性遺伝」「劣性遺伝」を「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」と表記することについて:パブリックコメントの募集
2020年1月21日
日本医学会では、遺伝形式を表す「優性遺伝」「劣性遺伝」という医学用語を「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」と表記することについて、皆様に広くご意見をいただきたく、意見の募集を行います。
1.背景
「優性遺伝」「劣性遺伝」は遺伝形式を指す言葉として、医学領域では過去100年間にわたり用いられてきた用語ですが、これらの用語は、「優劣」という語感を伴いやすいこともあり、古くから、誤解や偏見を招きやすいという議論がされてきました。2017年9月に、これらの用語の見直しに関する提案が新聞報道で大きく取り上げられました。用語の変更は、医学・医療のみならず社会や教育現場等への影響も大きいことが懸念されたため、日本医学会では同年12月に「遺伝学用語改訂に関するワーキンググループ(WG)」を立ち上げ、これまでに9回の会議、公開シンポジウム、日本医学会加盟学会への2回のアンケートを行い、関連学会と広く協議を重ねてまいりました。
このほど、WGより報告書が出され、その中で当面「優性遺伝」「劣性遺伝」を「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」と表記し、5年程度の期間を経た上で括弧内の併記を外し、「顕性遺伝」「潜性遺伝」と表記することについて、皆様の意見を伺うことになりました。
遺伝学用語に関するワーキンググループからの報告(PDF/227KB)
記
- ご意見募集期間
2020年1月21日(火曜日)から2020年2月21日(金曜日)まで - 内容
従来使用されてきた「優性遺伝」「劣性遺伝」という用語を「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」とすることについて - ご意見提出方法 いずれかの方法でご提出下さい
提出の際は下記の用紙(ご意見提出フォーム)をダウンロードしていただき、メール添付かファクス、または郵送にてお送り下さい
メールの場合:igakupub@po.med.or.jp
FAXの場合:日本医学会パブコメ係宛 03-3942-6638
郵送の場合:
〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16
日本医師会館内日本医学会 パブコメ係宛 - ご意見提出に当たっての注意事項
ご意見提出フォームを使用してください。提出いただいた御意見について、公表させていただくことはありません。
なお、いただいたご意見に対する個別の回答はいたしかねますので、ご了承下さい。
ご意見提出フォーム(Word/16KB)