会長挨拶
第7代 日本医学会長
門田 守人
平成29(2017)年6月15日、日本医学会臨時評議員会において、髙久史麿前会長の後任として日本医学会長に選任されました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、明治35(1902)年4月2日に第1回日本聯合医学会が16の医学関係の分科会合同で上野の東京音楽学校において創立され、その後、第3回からは日本医学会と改称して今日に至っています。その後、GHQの指示に基づき、昭和23(1948)年3月8日に、日本医師会の中の学術組織と位置づけられました。このような経緯により日本医学会は、日本医師会と密接な連携の下に、「医学に関する科学および技術の研究促進を図り、医学および医療の水準の向上に寄与する」ことを目的として活動してきました。現在、日本医学会に加盟している学会は、臨床部門(107学会)、社会部門(20学会)、基礎部門(15学会)の計142学会です。
日本医学会の主要な行事は、4年ごとに開催される日本医学会総会で、平成31(2019)年には第30回日本医学会総会2019中部が開催される予定です。そのほか、日本医学会シンポジウム(医療従事者対象)、日本医学会公開フォーラム(一般市民対象)、「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」施設認定・登録、日本医学雑誌編集者会議、日本医学会医学用語辞典の編集出版(現在はWEB辞典等)、日本医学会分科会利益相反会議の開催などの事業を行っています。
日本医学会の活動は学術研究が中心ですが、最近の急速な医療情勢の変化に対応するため、基礎・社会・臨床に関わる諸問題に関して、必要に応じて委員会を設け、社会に向けて日本医学会としての意見表明ならびに提言を行っています。
日本医学会は、日本医師会と連携をとりながら、今後とも医学・医療の学術的・技術的な発展を目指していきます。関係各位の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。